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外壁材の種類に合わせた塗装方法と注意点:失敗しない塗装のために

「外壁塗装、これで失敗しない!外壁材にぴったりの塗装方法とは?」

外壁塗装を考えるとき、何より大切なのは「どんな外壁材を使っているか」に合わせた塗装方法を選ぶことです。外壁材の特性を理解し、適切な塗料や塗装方法を選ばないと、仕上がりに大きな差が出てしまうことがあります。


「どの塗料を選べばいいの?」

「塗装方法に失敗しないためには?」

といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

今回は、代表的な外壁材の種類とその塗装方法、さらに塗装を成功させるためのポイント注意点についてお話しします。これを読めば、塗装作業を成功させるための基本をしっかり押さえることができますよ!

 

1. 窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメントを基にした素材で、主にセメント板に繊維質の材料を加えたものです。

現在多くの住宅で使用されている一般的な外壁材です。

 

特徴:耐久性に優れており、火災にも強いため、安全性が高い。

デザインバリエーションが豊富で、タイル調や石目調などさまざまなデザインが可能です。

防水性が高く、断熱性も優れているため、エネルギー効率を高めることができます。

 

塗装時の注意点:高圧洗浄をしっかり行うことが重要です。

表面に付着した汚れやカビをしっかり落とさないと、塗装の密着性が悪くなります。

窯業系サイディングは、吸水性があるため、下塗りが必須です。

これを省略すると、塗料が早期に剥がれる可能性があります。

ひび割れが起こることがありますが、ひび割れ補修を行った後に塗装を行うことが大切です。

特に、目地部分のひび割れには注意が必要で、しっかりと補修してから塗装する必要があります。

 

2. 金属系サイディング

金属系サイディングは、スチールやアルミニウム、ガルバリウム鋼板などの金属を使用した外壁材です。

軽量で耐久性があり、モダンな印象を与えることができるため、近年人気が高まっています。

 

特徴:耐久性が非常に高く、強風や雨、雪にも強い。

色あせに強く、長期間美しい外観を保つことができます。

 

塗装時の注意点:サビの予防が最も重要なポイントです。

金属は酸化しやすく、サビが発生することがあります。

サビが発生した場合は、サビを取り除き、防錆塗料を塗布した後に通常の塗装を行います。

また、窯業系サイディング同様、下地処理をしっかり行うことが大切です。

金属表面に汚れや油分が残っていると、塗料がうまく密着せず、剥がれやすくなります。

金属の膨張と収縮を考慮し、塗料選びも慎重に行いましょう。

金属の特性に合った塗料を使用することが重要です。

特に、耐熱性や耐候性が高い塗料を選ぶことをおすすめします。

 

3. 木質系サイディング

木質系サイディングは、天然木や木質を基にした素材を使った外壁材です。

温かみのある風合いが特徴で、ナチュラルで優しい印象を与えることができます。

 

特徴:自然な美しさと優れたデザイン性が魅力で、特に温かみや落ち着きのある外観を求める家に最適です。

断熱性が高いため、エネルギー効率が良いとされ、室内の温度調節にも貢献します。

環境にやさしい素材としても人気がありますが、耐久性やメンテナンスの頻度には注意が必要です。

 

塗装時の注意点:塗装前の下地処理が非常に重要です。

木材は吸湿性が高いため、塗料が染み込みやすいですが、反面、湿気や乾燥によるひび割れや膨張が起こりやすいため、下地に防水処理やプライマーを使用することが不可欠です。

研磨を行い、表面を平滑にすることで、塗料が均等に塗りやすくなります。

 

また、木材は塗装後に膨張することがあるため、塗膜の密着性に注意を払いながら塗装を行う必要があります。

木材には油性塗料や水性塗料を使うことができますが、油性塗料は木材をしっかりと保護する効果があり、長期間耐久性を維持できます。

 

4. モルタル(漆喰)

モルタルは、主にセメント、砂、そして水を混ぜて作られる外壁材で、長い歴史を持つ非常に堅牢な素材です。

漆喰仕上げも同様に、伝統的な日本家屋や一部の欧米の住宅でも見られる外壁材です。

 

特徴:高い耐久性があり、 強度が高く、風雨や温度変化に耐える力が強いです。

また、防火性にも優れており、火災の際にも安心感があります。

手塗りの仕上げや装飾的なデザインが可能で、シンプルでありながら美しい外観を実現できます。

吸水性が高く、湿気に強い性質を持っています。

しかし、長時間にわたり湿気に晒されると劣化の原因になります。

 

塗装時の注意点:モルタル外壁は、乾燥や温度差、湿気などの影響でひび割れが生じやすいため、塗装前にひび割れ補修が必要です。

ひび割れがあると塗料が密着しにくく、雨水の侵入を招きます。

モルタルの表面は吸水性が高いため、塗装前にしっかりと下塗り塗料を使用し、塗料の密着性を高めることが必要です。

モルタルは湿気に強いとはいえ、塗装時には乾燥が完全であることを確認してから塗装作業を行うことが大切です。

 

5. ALCパネル(軽量気泡コンクリート)

ALCパネルは、軽量気泡コンクリートという素材で作られた外壁材です。

非常に軽く、高い断熱性や防火性が特徴で、近年住宅や商業施設で人気があります。

 

特徴: ALCパネルは、軽量でありながら優れた断熱性を持っており、夏は涼しく、冬は暖かい住環境を提供します。

また、ALCは非燃焼材料であり、火災のリスクを低減します。

そのため、火災対策が重要な場所でよく使用されます。

ALCパネルは湿気に強く、長期間にわたって腐食や劣化が少ないため、メンテナンスコストも抑えることができます。

 

塗装時の注意点:ALCパネルは吸水性が高いため、塗料が染み込みやすいです。

そのため、専用の下塗り材を使って、下塗りをしっかり行うことが重要です。

施工後に微細なひび割れが発生することがあるため、ひび割れ補修を行い、塗装前に表面を平滑にする必要があります。

ALCパネルの表面は滑らかではないため、塗料が均等に塗られるよう、研磨などの下地処理をしっかり行ってから塗装します。

 

6. 木材

木材の外壁は、温かみと自然な美しさが特徴で、伝統的な家屋やカントリー調のデザインに非常に人気があります。

木材は調湿性や断熱性にも優れ、住環境を快適に保つことができます。

 

特徴:木材は、自然の風合いが美しく、どこか温かい印象を与えます。

木目や色合いが独特で、家にぴったりのデザインを作り出します。

また、木材は空気を多く含んでいるため、優れた断熱性を持ち、夏は涼しく冬は暖かい住環境を提供します。

木材は再生可能な素材であり、エコロジカルな観点からも評価されています。

ただし、適切なメンテナンスが欠かせません。

 

塗装時の注意点:木材は湿気を吸いやすい素材であるため、塗装前に十分に乾燥させることが大切です。

また、湿気が溜まる場所に使用すると、カビや腐朽が進行することがあります。

木材表面に研磨を行い、塗料が均等に塗れるようにします。

その後、下塗り材を使用して、塗料の密着性を高めます。

木材には、油性塗料や水性塗料を使用することができますが、油性塗料は木材の劣化を防ぐ効果が高いため、長期間保護したい場合におすすめです。

 

⚠️塗装時の共通注意点

外壁塗装を行う際には、どの外壁材でも共通して注意するべきポイントがあります。

 

天候:塗装は晴れた日が最適です。

雨の日や湿度が高い日は塗料の乾きが遅く、塗膜の品質に影響を与えることがあります。

 

温度管理: 塗装は、適温で行うことが重要です。

寒すぎても暑すぎても、塗料の乾燥や密着に影響が出るため、5〜30度の気温が適しています。

 

高圧洗浄: 外壁に汚れやカビが付いている場合は、高圧洗浄を行い、塗料が均等に密着するようにします。

 

まとめ

外壁塗装は、外壁材ごとの特性に合わせた塗装方法を選ぶことで、仕上がりが美しく、長持ちすることができます。

塗装を成功させるためには、塗装前の下地処理や適切な塗料選びが欠かせません。

外壁材別に注意点をしっかり確認し、長期間にわたって家を守るために適切なメンテナンスを行いましょう。

もし外壁塗装を検討中であれば、経験豊富な専門業者に相談することをおすすめします。

正しい方法で塗装を行えば、家の美観と耐久性を高めることができます。

 

 
監修者の顔写真
著者:森本 隆(一級塗装技能士)

塗装歴30年以上の一級塗装技能士。これまで数多くの現場で経験を積み、技術と知識を深めてきました。塗装のプロとして、仕上がりの美しさだけでなく、耐久性や機能性を重視した施工を心がけています。お客様に「頼んでよかった」と感じていただける仕事を提供し、塗装のポイントや技術的なコツを分かりやすく伝えることにも力を入れています。