モルタル外壁に起こるひび割れの対処法

モルタルとは水、セメント、砂を原料とする素材で、住宅の外壁によく使用されます。乾燥前のモルタルは柔らかく、乾燥後は独特の色味を持つことから、外壁素材として高い人気があります。しかし、防水性が低い、汚れが目立ちやすい、ひび割れが起きやすいという難点もあります。

今回は、ひび割れが起きた際の補修手順についてご紹介します。

 

  • ひび割れの対処法

ひび割れが起きた場合、自分で補修するか、専門業者に依頼するかは、症状によって判断します。

 

*細かいひび割れ

対処法:シーリング材や専用の補修材を使用して補修します。

補修手順(スプレータイプ)

1・補修する部分は汚れをきれいに落とし、しっかりと乾燥させます。

2・ひび割れ部分とその周辺に適量の補修材を塗布します。

3・補修材が完全に乾燥した後、必要に応じて塗装を行います。

 

*大きなひび割れ

対処法:専門の業者による補修が必要です。

補修手順(セメント系タイプ)

1・補修箇所の汚れを除去し、しっかりと乾燥させます。

2・ひび割れの中をきれいに整えるために、ドライバーやヘラを使用して汚れや余分な材料を取り除きます。

3・コテやヘラを使い、ひび割れ部分に補修材を均等に塗布します。

4・補修材が完全に乾燥したら、必要に応じて塗装を施します。

 

  • 補修材の選び方

ひび割れの深さに応じて、スプレータイプやセメント系タイプの補修材を選びます。ひび割れが比較的浅い場合はスプレータイプでも大丈夫ですが、深い場合はセメント系タイプを使用した方がいいでしょう。

 

補修は早めに行うことで、ひび割れが進行するのを防ぎ、外壁の寿命を延ばすことができます。しかし、大きなひび割れや複数箇所のひび割れがある場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

 

以上が、モルタル外壁のひび割れに対する補修手順です。ひび割れが発生した際は、症状や補修方法を適切に判断し、早めの対応を心がけましょう。