外壁塗装における艶には、様々な選択肢があります。艶あり塗料から艶なし塗料まで、それぞれの特徴や注意点を理解することが重要です。
今回は、艶の種類や選択に関するポイントを紹介します。
外壁塗装における「艶」とは、光沢の程度を指し、ピカピカと光り輝く塗料を「艶あり塗料」と呼びます。その他にも、光沢がなくマットな質感の「艶なし塗料」があります。艶は全体で5段階に分かれ、全艶塗料、７分艶塗料、半艶塗料、３分艶塗料、艶なし塗料が存在します。
艶あり塗料は、ツヤツヤとした質感で、新築時のような輝きがあります。特に、サイディングなどの外壁の凹凸を際立たせ、建物に奥行きを与える視覚的な効果があります。
ただし、注意が必要な点もいくつかあります。
まず、経年劣化によりツヤが消えていくため、永久に保たれるわけではありません。通常、2〜3年でツヤが徐々に失われていくことがあります。消えた艶を復活させたい場合は、艶を復活させる塗料を上から塗らなければなりません。
また、艶の光り具合は調整が難しいため、光り過ぎてしまうことや期待と異なる結果になる可能性があります。外壁の種類によっては、屋根に艶あり塗料を使用すると光が反射しすぎてまぶしいというケースもあります。
適度な艶を選ぶことが重要です。あまりにもピカピカと光る外壁は、安っぽく見えることがあります。外壁の色によって適切な光沢度合いを選ぶことで、上品で美しい外観を保つことができます。
外壁塗装の際は、慎重に艶の選択を行い、経年劣化や外観への影響を考慮した上で最適な塗料を選ぶことが大切です。
