オシャレな印象を作る艶消し塗料のデメリット

外壁塗装で使用する塗料の中で、艶消し塗料は「艶無し」「マット仕上げ」と表現されることがあります。その特徴として、落ち着いたナチュラルな印象を与えることが挙げられます。しかし、艶消し塗料にはいくつかのデメリットもあります。

  • 汚れが付きやすく目立ちやすい

艶消し塗料は表面に凹凸があり光沢がないため、汚れが付きやすく目立ちやすいです。そのため定期的なメンテナンスが必要です。

 

  • 艶有り塗料に比べて耐候性がやや低い

艶消し塗料には艶を消すための添加物が含まれており、これが耐候性をやや低下させる要因となります。そのため、耐候性において艶有り塗料に比べて劣る場合があります。また、艶有り塗料よりも頻繁な塗装が必要になるかもしれません。

 

  • 艶有り塗料よりも価格が高い

艶消し塗料の耐候性を確保するためには、より高いグレードの塗料を使用する必要があります。それに伴って費用も増加します。また、艶消しにするための添加剤の使用や手間も関係しています。

 

  • 塗料の種類やカラーが少ない

一般的に艶消し塗料のカラーバリエーションは限られており、特定のカラーを選択したい場合は選択肢が制限されることがあります。

 

  • 地味に見えることがある

艶消し塗料を選択すると、外壁の仕上がりが新築のようにならないという点も考慮すべきです。艶のある塗料はキラキラとした雰囲気を演出し、新築らしさを与える一方で、艶消し塗料ではそのような演出が期待できません。そのため、外壁の印象を変えたい場合は慎重に選択する必要があります。

 

艶消し塗料は高級感のある落ち着いた印象を与える外観を演出することができる一方で、上記のようなデメリットが存在します。まずは理想の外壁を想像してみましょう。その理想を叶えるための仕上がりを考慮しながら塗料選びをすると失敗のない塗装工事になるのではないでしょうか。